バックハンドテニス肘(ゴルフ肘)

バックハンドテニス肘(ゴルフ肘)とは?

 バックハンドテニス肘(ゴルフ肘)とは、医学的な正式名称は『上腕骨外側上顆炎』と言います。

 文字通り、テニスのバックハンドボレーやストローク、ゴルフのショットを打つなどした際に、痛めることが多いため、このような通称がつけられました。

バックハンドテニス肘(ゴルフ肘)になる原因は?

 テニスのバックハンドボレーやストローク、ゴルフのショットを打つなどした際に、上腕骨の外側上顆(肘の外側にある骨の突起)に付着している筋肉が繰り返し収縮し、そのたびに強力な牽引力が働き続けた結果、外側上顆に付着する筋肉の接合部が炎症を起こして発症します。

 

どんな人がなりやすい?

 プロ、アマチュア問わず、高頻度で長時間テニスやゴルフをされる方。

 また、重いフライパンや鍋を片手でよく持ったりするプロの料理人や主婦の方にも、この症状を発症される方は多いです。

 

Image by Keith Johnston from Pixabay

施術は?

 趣味の範囲で取り組まれている方は、基本的には安静にすることです。

 しかし、プロ、アマ問わず真剣に競技に取り組まれている方はそうはいきません。

 ケガの症状とうまく付き合っていく必要があります。練習時間を減らしたり、『テニス肘バンド』やテーピングなどで患部にかかる負担を軽減し、痛みが軽減してきたら交代浴などで血流を改善し患部の修復を促しましょう。

 また、痛み出してすぐは炎症を抑えるため、アイシングや消炎剤を含む湿布や軟膏を塗るのも良いです。

 

 接骨岸本では、バックハンドテニス肘の原因である肘の外側上顆にかかる負担を軽減するため、テーピングによる筋肉の補助や筋膜リリースで、外側上顆に付着する筋肉の緊張を緩和します。

 競技をされている方には、『テニス肘バンド』の使用もおすすめしております。

 さらに、肘関節をはじめ、手関節(手首)と肩関節(肩甲骨)も含めて、そこに係わる筋肉や靭帯のバランスを調整し、各関節の動作を修正します。

 

 

予防法は?

 痛みの改善後は、炎症の再発を防ぐため、自宅でも出来るストレッチやトレーニングの指導、全身の調整を行い継続してメンテナンスをさせていただいております。

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